メニュー

診断・検査

胃がんの検査

主に2つの重要な検査があります。ひとつは内視鏡検査、もう一つは造影検査です。

(1)内視鏡検査

 いわゆる胃カメラといわれている検査です。以前は、本当に小型カメラを飲んで、胃の中の写真を撮って診断した時代があり、その名残から今でも胃カメラという方がなじみが深いかもしれません。
現在は電子スコープによる内視鏡検査が行われています。胃の中を直接リアルタイムに視ることができ、小さい病変でもみつけやすく、生検(組織を一部採取し、後日これを顕微鏡でみて診断する)を行って、確定診断をつけることができます。また、一部の早期がんでは内視鏡下に切除することもできます。欠点としては全体像がみにくいことがあり、粘膜に病変が現われにくいスキルスがんなど、わかりにくいことがあります。

(2)造影検査

 バリウムを口から飲んで調べる検査です。胃の全体像がひと目で把握できる利点がありますが、あくまでも影をみているので、細かい病変が十分に判定できないこともあります。また、あやしい病変があった場合は再度内視鏡検査で確認が必要なことがあります。


胃がんの診断がついたら、通常CT検査や超音波検査が行われます。内視鏡検査や造影検査は主に胃を内側からみる検査ですが、胃がんは胃の内側からだんだんと胃の外側へも大きくなっていくので、胃の外側にどの程度大きくなっているのか、また、リンパ節や肝臓などに転移があるのかなどを検査するのです。また内視鏡の先から超音波検査ができる超音波内視鏡検査を使って、がんの深さや胃の周囲へのリンパ節転移の有無なども診断できます。

このように幾つかの検査を組み合せて総合的に胃がんの診断を行い、最適な治療方針を決定します。

胃がんの病期(ステージ)

 がんの深さ(深達度)、リンパ節転移、肝臓その他の臓器への転移、腹膜への転移(腹膜播種)の状況よって胃がんの進み具合(病期、ステージ)を分類しています。がん進行するにつれてステージはIからIVまでの4段階に分けられています。

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME