教授 深川 剛生
この度、上部消化管外科教授に就任しました深川剛生と申します。
私は東京大学医学部を卒業後、第一外科へ入局し、その後国立がん研究センター中央病院胃外科で外科医長をしておりました。大学病院という教育機関へ移るにあたり今後は教育・研究・臨床に邁進する次第であります国立がん研究センター中央病院胃外科では約20年にわたって胃癌の外科治療を行い、約3000例の手術と数多くの臨床試験に携わり、また現行の胃癌治療ガイドラインの作成にも携わらせて頂きました。また長年にわたって世界各国で手術や講演を行うことにより、世界をリードしている日本の胃癌治療の普及にも努めてまいりました。
「がんを治すこと」には、まずきちっとした手術を行い、がんを残さず取りきることが大切だと思います。最近は化学療法がかなり進歩しましたので、これまでなら取り切れなかったような進行癌も、あらかじめ化学療法を行ってから、取り切ることができるようになってきました。
研究面では、長年にわたって胃癌の骨髄・血液・リンパ節・腹水中の微量がん細胞についての研究を行ってきました。大学においては良好な研究環境がありますので、臨床に役立つ基礎研究を立案し遂行していきたいと考えています。そして私がこれまで蓄積いたしました経験を本学の若手医師・医学生に十分に還元させていく所存です 。
経歴
1988年 | 東京大学医学部卒 |
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2002年 | 国立がん研究センター中央病院 胃外科 |
2017年~現在 | 帝京大学 |
資格
- 日本外科学会 専門医、指導医
- 日本消化器外科学会 専門医、指導医
所属学会
- 日本外科学会
- 日本消化器外科学会
- 日本胃癌学会 代議員、幹事、ガイドライン作成委員
- 日本臨床外科学会
- 日本癌学会
- 日本内視鏡外科学会